エコール・ド・ROJUE 4月29日の会のご報告です

  09, 2015 14:44
◇お知らせ◇
5月17日のお席は残り僅かです。お早目のお申し込みをお待ちしております。
詳細につきましては一つ前の記事をご覧ください。
6月の開催は追ってご案内申し上げますのでもうしばらくお待ちください。

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4月29日のエコールは久々に小梅さんが登場され、会場いっぱいの描き手で終日盛り上がりました。いつも熱心な御参加をいただきお礼申し上げます。
6月のコスチュームもバレエの真っ白なチュチュに決定しました!小梅さんがドガの踊り子をイメージしてベルトやチョーカーまで全て選んでくださいました。どうぞご期待ください!

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さて、今回も渡邊先生のワンポイントアドバイスをご紹介いたします。
参加者の熱意と本気度に応え、先生のアドバイスもますます「辛口」になっております。
今回は240分経過時点の制作途中へのご講評(SさんOさんは今回完成)ですが
次回480分の完成に向けてアドバイスをいただきました。
それでは早速内容をご覧下さい。

KさんMさん240分~
(左 Kさん)
立像の重心軸は概ね合っています。
今のところ全体説明(描き込み)が不明瞭ですが、後半期待しましょう!
この描き手の癖なんでしょうか?その様に観えるのでしょうが毎回大腿部が短いです。前に出た脚の膝から鼠径部までの奥行き距離が今のところ出てないせいもありますが、いつも短いですね。
多分、あくまでも多分、ですが正方形を描くとき横長に描くタイプだと思いますが・・・?
あと頭部が大き過ぎます。後半の立体性、空間性、質感の描き込みに期待します。
顎の下、バストの下、特に下腹部から両脚に掛けての空間性が決めてですね

(右 Mさん)
先ずはもっともっと大きく描いて下さい。
画面の中央部にしか意識や目が行っていません。
画面全体の空間とモデルの関係に意識が及ばず、単に画面中央部にモデルを描く意識しか働いていません。
構図をしっかり意識して、余白とモデルの存在感を出すにはどうすれば良いのかを考え計画的に進めましょう。
まだ描き込みの積極性にも乏しく全体に手数が少ない分、デッサン全体の質量ともにボリュームが無く、益々存在感が感じとれません。
輪郭線を観ていると、描写力は十分にあると思われますので、
もっと積極的に手数も増やし、大きく捉える様に心掛けて下さい。

IさんKsさん240分~
(左 Iさん)
重心が些か前に寄り気味に見えますが、この重心では長時間立つことは難しいのではと思います。重心位置が不安定で前脚後脚共にバランス良く体重が掛かっておらず、不安定に見えます。
もう少し後脚を前に出すか、もしくは前脚を後退させるか調節し、画面の構図的にも再構成する必要を感じます。
描き手側の視点が不安定であることが原因と思われます。
それと手が小さいことと、特に手前の手の前腕が上腕よりも長く見ています。
お尻(大殿筋)から腿に掛けての構造も些か不明瞭で、大腿部からお尻まで一体になっている所が不自然で、見た目だけで捉えないで構造としての観点でも捉えて欲しいです。
全体に足がいつも太く捉えるのが癖の様です。
肩に掛かった手、指の位置関係や指のディテールも疎かにならない様に。

(右 Ksさん)
先ず良いところですが、上半身と下半身の比率がバランス良く合っています。
特に腰から脚に掛けての輪郭線も比較的リアルで、綺麗な流れを感じます。
但し肩に掛けた手はゴムホースの様で、腕の構造(中身)が全くありません。
最も致命的なのは背骨の位置で、右にずれています。
背骨の起伏を読み取っていませんね。
また紙質とこの方の技量(スキル)とが噛み合っていません。
紙質と技量の関係から次回は検討すべきと思います。
まだまだ経験値が浅いのでしょう、その典型的な例ですね。

KaさんLさん240分~
(左 Kaさん)
鎖骨から腰、大腿骨上部大転肢までは比較的バランス良く捉えています。
骨格的にも大きな狂いは感じません。
しかし上半身と下半身の長さの比率が大幅に違っています。
特に大腿部が短すぎますし、従って両脚の長さが足りません。
頭部の頬稜頂から耳までの距離が長すぎます。
しかしながら全体としては量感、立体性は良く表現されていて存在感はしっかりとしています。
もう少しで質感も捉えられるところまで来ているでしょう、惜しいです。

(右 Lさん)
油彩に取り組まれた意気込みは感じますし、評価できます。
但し(先に謝っておきます)デッサンが余りにも疎かであるにも関わらず
油彩に取り組んだ結果が如実に表れている例・・・ですね。
先ずポーズになっていません。単に立姿して、左手は下腹部に、もう一方の手は肩口にしている形を描いているだけでポーズに動きが無く、動性も流れもリズム感も質感も無く、非常に言い方は失礼ですが「看板」の様です。
間違った絵を数千枚、数万枚、油絵で描いたとしても写実画にはなりません。
でも意欲は評価致します。あらためてリアリティーとは何かをしっかり勉強してみてください。

SさんOさん240分完成
(左 Sさん)
これは完全に重心軸がずれています。
手前の脚一本で立っている状態で、前に出ている脚は要らないくらい10対0、一本足ポーズですね。立像で最も大事なところを全く読み取っておらず、考えても想像してもいないと言っても過言ではないでしょう。
自分がこのように長時間立って居られるか?を想像することが大切です。
頭部、頸部、背骨、腰、脚に掛けて一直線上になっていて、まるで串刺し状態です。
人体立像の自然な骨格の動きをしっかりと勉強しておいて下さい。
ただ見て、感覚的観念的に写し取っただけとしか観えないのが残念です。
手数も少なく本質に迫ろうとする意志がまだ感じ取れません。
デッサンとは何ぞや、を一から問い直して次回挑戦して欲しいです。

(右 Oさん)
頭部、胸部、腹部、臀部、両脚と各マッスごとには丁寧に読み込まれています。
しかしそれらのボリュームや、長さ幅がバラバラになっていて自然な繋がりが無く、
特に頭部が大きい事が原因で全てのプロポーションやポーズの美しさや流れが無くなり、実際のモデルの姿がイメージ出来ません。
小学生か中年なのか背が低いか高いのか?といった、観る側にモデルのイメージを
描き手がどの様に感じたか観えているのかが伝わってきませんね?
今のところ部分的に形を捉えるのがいっぱいいっぱいなので無理もないでしょう。それと耳の位置が高すぎます。

                         ◇◇◇
以上、渡邉先生のワンポイントアドバイスでした。
先生、今回も切れ味鋭いご講評をありがとうございました。

エコールは「人物を描くのが大好き、描くならもっと上手く描けるようになりたい!」という意欲的な参加者の集まりです。
学習会でも率直なコメントが毎回飛び交いますが、しっかり受け止めて前進のための大きなバネにしていけたらと思っております。年齢、性別、絵のキャリアも様々ですが、皆さん和気藹々と楽しくやっております(^^)/
ただ楽しいだけでは物足らない!という皆様の御参加を心からお待ちしております。

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