エコール 5月17日の会のご報告です

  25, 2015 23:05
◇お知らせ◇
6月7日(日)のクロッキーのタイムテーブルが決まりました!
詳細はこの次の記事でご案内させていただきます。
6月24日のコスチューム固定ポーズもお席が少なくなっておりますので
お早目のお申込みをお待ちしております☆

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5月17日の小梅さんの固定ポーズの会、熱心な御参加を多数いただきました。
渡邊先生のワンポイントアドバイスも皆さんの熱意に応えて、辛口からより濃口へ・・・しっかり復習して次回のコスチュームに向けて頑張っていきましょう!(^^)v
それでは、早速ご覧ください。

Iさん4月5月480分
◇Iさん(480分・左は前回240分時点)
脚の描き直し、形の描き直しに終始した事は大いに好感を持てます。その結果、立像で一番重要な重心軸、体重移動のバランスがかなり修正されて安定感のある立ポーズに変わりました。ポーズの動性、流れ、リズム感も心地よく表現されてフォルムとしてはかなりリアルに再現されています。しかし残念なことに余りにもローキーになって明度、陰影表現が不明瞭で質感表現までは及ばなかったという感じです。しかし全体としてリアルな立像デッサンになりましたね。このまま磨いていけば個性に繋がっていくと思いますので、あまり過度に個性を意識しない方が良いです。結構、独特の持ち味が出てきた様に思います。今後はしっかりと表面描写(質感)のリアリティ表現のスキルを上げて欲しいですね。

Kさん4月5月480分
◇Kさん(480分・左は前回240分時点)
相変わらず木炭の扱いと格闘していますね。木炭紙が荒れまくっている様です。これではここまで木炭を乗せるのが限界でしょうね、でも特に膝、両脚の表現はリアルになってきました。しかし足首から脱臼していますね!ここは前回の方がまだましです。
頭部顔面部が大きくて骨格表現も甘いですね。鼻、頬、耳、後頭部までに距離感がありません。立体性が全くありません。顔を似させる意識が強くなり、その分肝心の量感を見失った様です。頭部顔面部と首の関係が不自然です。
それから後ろの足がこのモデルの足とは思えません。向かって左のバストも不自然ですね。

Mさん4月と5月各240分
◇Mさん(左は前作240分・右は今回新たに描きなおして240分)
これで些か存在感の違いが理解できたと思いますがいかがでしょう?大きく描いた分、特に背中の辺りに少しは描く部分が観えてきたようです。しかし前回とほぼ同じ描き込みで、顕著に表現が加わった所が観られません。それは同じポーズ、ほぼ同じ視点から描いたからでは無く、前回描いた視覚的印象が先入観になって、コピー状態になってしまっているからの様に思えます。
前回と同じく頭部、胸部、腕、といった形には、大幅な狂いは見られませんが全体として女性モデルのイメージになっていません。女性の様な形をした人間と言った感じですね。これも強い観念性が邪魔をしている様です。もっとモデルの特徴を強く見つけ出す事に努力して欲しいです。

Lさん4月5月480分
◇Lさん(480分・左は前回240分時点)
前回とほぼ変わらず重心軸が不安定で、どちらの脚にも体重が掛かっておらず、また同時にどちらの脚にも掛かっているとも言える状態で、ポーズに流れも動きも美しさも乏しく実に曖昧な立姿になってしまっています。
両脚の大腿部と膝関節から足首までの長さも骨格的比率が合っていません。大腿部が長すぎます。
デッサンが疎かになってしまっているがために、今の状態は人間の女性に近い形をした塗り絵?に他ならないです。年齢が分からない年寄少女という感じもしますし、不思議な人形の様でもありますね・・・・・?
それと油彩着色のプロセスも含めて、油彩画そのものを根本的に基本から学んで欲しいです。

Aさん5月480分
◇Aさん(480分)
かなり頭部が大きく感じます、頭頂部から顎に掛けての距離は多分合っていると思われますが、頬から耳までの距離が長過ぎてその分、頭部の体積が大きくなったものと思います。
全体としてはかなりの写実性もあり巧みに描写されています。ただし腰の傾きが足りないこともあってか、微妙に手前の太もも、大腿骨と前に出した脚との長さが違っていると思われます。腰の傾きがほぼ床面と並行にも関わらず、前に出した腿、大腿骨が些か長いですね。
その他はほぼ申し分のない出来栄えですが、あまりにも背景の表現がお粗末過ぎてこのデッサンを台無しにしてしまっているのが残念です。背景、バック表現をしっかり考え直して欲しいですね。特に画面左下のイーゼルとカンバスとの物理的関係が全く合っていません。受けも歪んでいますしカンバスのパースも合っていません。

Sさん5月240分
◇Sさん(240分)
かなり努力跡がうかがえますね、良く戦っています。
素直に先ずは観た感じを捉えています。プロポーションも大幅には違っていないでしょう。特に顔は雰囲気もありますし特徴も捉えていますね。突き出した肘から前腕部はリアルです。これが全体の描写になれば良いのですが。
全体としての量感表現をもっと強く意識しましょう。
木炭が全体に薄塗状態のままで、消し具の使い過ぎが原因と思われます。紙が荒れ過ぎて明中暗、諧調が無く、従って色味が全く無く同時に質感が観られません。今後は木炭の扱いが大きな課題ですね。

Nさん5月240分
◇Nさん(240分)
安定感のある立姿です。全体としても量感、立体感、調子といった必要最低限の表現は豊富とまでは言えないものの、クリアしています。真横からの角度では奥行きが出し難いものですね。
腰から両脚も立体性もあり距離感、空間性も上手く捉えています。
輪郭線も回り込みの邪魔をせず、明快に形の補助説明が出来ていると思います。
あとは肩から特に上腕が余りにも固く三角筋、二頭、三頭筋の付、起伏が不自然です。それに、腕と脇の下、脇腹、腰との間に空間性距離感がありません。手前の肩、腕とバストの距離も足りなく平板な感じです。耳の位置も高すぎます。頭部も些か大きいですね。

Tさん5月120分
◇Tさん(120分)
なかなか美しい伸びのある線を引かれていますね。楽しんで描いておられるようです。パステルの使い方もくすんで濁る様な色合いでユニークですね。上手く描かれているといった感じであくまでも自分の絵にしておられます。
ただデッサンの主なる目的である、量感、立体感、空間、質感、明中暗、リアリティ、存在感といったものの表現は表れておらず、エコールにおいてはデッサンと言えるものではありません。やはりこの方の絵の作品として見るべきでしょう。
今後は現実的な(リアリティ)デッサン表現のあり様を研究研鑽して欲しいものです。

                         ◇◇◇
以上、今回の渡邉先生のワンポイントアドバイスでした。
渡邊先生、次回もどうぞご指導よろしくお願いいたします!

エコールでは「長時間固定ポーズ」をしっかり描ける場を
これからも作っていきます。
皆様の御参加を心からお待ちしております!

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