エコール 8月2日の会のご報告です

  06, 2015 00:25
◇お知らせ◇
次回のエコールは8月30日(日)と9月23日(祝)、裸婦固定ポーズです。
内容の詳細につきましては間もなくご案内をさせていただきますが、
渡邊先生の直接指導を希望される方は、是非ともスケジュールをあけてお待ちください!

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8月2日のエコールは北村モデルさんの固定ポーズ2回目でした。
大変な猛暑の中での開催となりましたが、熱心なご参加をありがとうございました。
ご好評いただいております「アトリエROJUE 渡邊一雅先生のワンポイントアドバイス」ですが、作品を木炭デッサンと鉛筆デッサンに絞ってこれからお届けしてまいります。

それでは早速、今回渡邊先生のアドバイスを希望された方の作品画像と講評をご紹介させていただきます。
制作時間は前回と継続の方は480分、今回のみの方は240分です。
                        
                       ◇◇◇

Kさん7月8月
◇Kさん(480分・左は前回240分時点)
先ず黒過ぎますね。なかなか力強いデッサンではありますが、
デリケートな起伏と明り(明度)の関係をもっと作り込んでいきましょう。
それによって、効果的に量感やリアリティーが増してきますね。
絵画的な表現では「物体の面に如何に明り(光源量と明りの関係)の質の変化を分析するか」が最も大切な訓練です。
似通ったローキーなグレイ(ブラックに近いグレイ)に繋がりに乏しい、些か部分的、端所的な明度が分散しています。
彫刻的なデッサンの色合いとして見たとしても、グレー幅がもっともっと欲しいところです。
特に手前の腰、大腿部と前腕部から手まで、距離感や立体感が無く
前腕部の輪郭線だけで区切ってあって腕が腰辺りにめり込んで見えます。


Miさん7月8月
◇Miさん(480分・左は前回240分時点)
この画像上では前回とあまり大きな変化、描き加えが観られませんが?
寧ろ今回の方があっさりとして描き込みの質量ともに些か不足気味、逆に存在感が不足して見えます。
確かに背筋部脊柱起立筋付近、肩甲骨と頸椎辺りにはデリケートなリアリティーが覗えます。
が、やはり手や足の描写が気になりますね。特に手は些か観念感があり、手の甲と指の長さが不自然です。
ひじ関節や中手骨拳関節の描写がまだ稚拙です。
手や足のリアリティーの無さは人体デッサンでは致命的になってしまいますから、
特にそういった部位はしっかりとした基礎デッサンを積んでおきましょう。
そして脚の輪郭線が回り込みを阻害して空間性量感、立体感等々の邪魔をしていますね。
全体としては、どこに着眼点があり、どこに感動したのかが分かり難いのが残念です。


Nさん8月
◇Nさん(240分)
これは短時間の割にはしっかりとしたデッサンです。
このスパイラルポーズの持つ、特に上半身のひねり可動域いっぱいを捉えたダイナミズムを見事に表現しています。
全体の骨格もほぼ間違いがなく、指まではしっかり描かれていないものの、
脚と足の量感立体感もたっぷりとあって特に軸足が頭部までしっかりと重心の要になっています。
従って非常に安定感があり全体にリアルですね。
大腿部(大腿直筋)辺りから上半身の量感立体感は端的に整理してしっかりとし起伏観を表現しています。
この時間での手数と仕事量としては十分なデッサンとしての条件を満たしています。
なかなかの良作、いや秀作です。
    
                         ◇◇◇
以上、今回の渡邉先生のワンポイントアドバイスでした。
渡邊先生、次回もどうぞよろしくお願いいたします!

エコールでは「長時間固定ポーズ」をしっかり描ける場を
これからも作っていきます。
どんなジャンルの作品でも欠かすことのできないのが基礎デッサン力、
エコールの人物デッサン会を是非ご活用ください。
皆様の御参加を心からお待ちしております!

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