エコール・ド・ROJUE 4月5日の会のご報告です

  11, 2015 19:28
◇お知らせ◇
(4月20日追記)
4月29日(水・祝)の会はご好評につき満席となりました。ただいまキャンセル待ちのみ受付させていただいております。
また5月17日の会もお席が残り少なくなっております。お早目のお申込みをお待ちしております。


4月29日の会では最初のポーズ決定時に6月21日着衣固定の衣装も決めさせていただきます(同じポーズで描くため)。
モデルの小梅さんに衣装(場合により画像)をお持ちいただき、多数決で決定します。どうぞお楽しみに!
時間などの詳細は一つ前の記事をご覧ください。

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4月5日のエコール、モデルはTOMOさんをお招きしての2回目でした。
恒例のポーズ終了後の学習会ではTOMOさんからのモデル目線のアドバイスもいただき、ご参加の皆さん収穫の多い一日となられたのではと思います。
(4月12日追記)
モデルのTOMOさんから当日のご感想をお寄せいただきましたので、ご紹介させていただきます!

「前回から続きの固定ポーズですが、オーソドックスな立ちポーズで挑みました。一見わかりにくいのが、体重がどちらの足によりかかっているかという点。描き手さんによっては少し迷われたようです。

前回の会の終了後、描き手の皆さんがコメントを投げかけ合う中、私もモデルとして「重心がどこにあるか」、「体のどういった部分が緊張するか」といった点をお話しさせて頂きました。
絵の知識や技術はいつも熱心に勉強されている皆さんのほうが明らかに豊富で、そのような中、素人の私が口を挟んでしまうことに気がひける思いもありました。けれども流石はエコールド、という感じで、熱心に聞いてくださり、ご自身の絵と対峙していらっしゃる方々が多く、感動いたしました。

このような意識の高い描き手さんに囲まれてモデルに立てるということが、本当に嬉しかったです。
これから皆さんの絵がどのように変化をしていくか、成長していくか、楽しみにさせてくれる場でした。お仕事やご自身の生活との両立は大変なことも多いかと思いますが、どうか頑張ってください。モデルとして、今後も協力できることがあれば嬉しいです。」

                 ◇◇◇
TOMOさん、暖かいメッセージをありがとうございました!
次の機会を私たちも楽しみにしております<(_ _)>

さて、こちらも恒例になりましたアトリエROJUEの渡邊一雅先生のワンポイントアドバイス、今回は完成作品へのご講評になります。
前回同様、しっかりと辛口にとお願いしてご講評をいただきました!

Iさん3月4月480分
Iさん(480分・左は前回240分時点)

特に女性のバックからは描き何処が掴み難く表現が
難しいですね。
前回に比べ極端に黒味が取れて、視覚的に画面からの
突き出し感が無くなり、迫力感が些か乏しくなりました。
そう言った強さは無くなったもののその分、逆に画面の
奥に入り込みモデルと空間との明りの量を繊細に捉え、
かなり写実性の高いリアルな表現にと見事に転換されています。
グレイの微妙な配色が色白のモデルの肌に、繊細なバルール
とも言える色味が配されています。
それでいて量感、質感、存在感も有しています。
とは言え、些か見せ場が弱い事と、これと言った個性が
毎回薄いのがこの人の足りない所ですね、そこが今後の
大きな課題です。でもかなりの秀作でしょう。


Kさん3月4月480分
Kさん(480分・左は前回240分時点)

ほぼ真横からのアングルも立体感や量感を表現するには
かなり難度が高く苦慮しますね。
人体はサイドから見ればかなり薄く、奥行き感が出し難く
従って空間感が難しいですね。
このモデルさんは臀部に張り出しやボリュームがあって
助かっていますね。そんな特徴も良く捉えています。
特に肩、上腕の表現はリアルです。但し全体にローキー
で色味が不足し、特に脚の表現が足りません。
腕とバストの距離感が無く寧ろバストが上腕よりも手前に
見えています。でも全体としてこれも良作ですね。


Aさん3月4月480分
Aさん(480分・左は前回240分時点)

手数の豊富さが感じられ好感の持てるデッサンになってます。
木炭の持ち味を上手く生かして、量感、質感、立体感も豊富。
タッチにもリズム感があり明度の流れも美しいですね。
特に肌質の表現は見事、かなりのスキル上達が覗えます。
空間と輪郭線の微妙な関係が高度なリアル感があります。
特に手前に突き出した肘が、見せ場の入りになり肩口から
背中、腰、ヒップへと見流され上手く誘導していきます。
但しその分、両脚、後頭部、顔面部のリアルさがかなり低い
のが残念です。膝下の長さの違いが目立ちますし張りがなく
倒れそうなバランスが実に残念ですが良作ですね。
それとバック背景が中途半端に描き込み過ぎていて、人物を
喰ってしまっています、勿体ないですね。


ka3月4月480分
Kaさん(480分・左は前回240分時点)

随分とリアル感が出てきましたね。
顔面部の表情の描き込みもスキル上達を感じます。
木炭の押さえ込みも随分と良くなってきましたね。
アッパーボディ、おヘソから頭部にまでは均整もしっかりしていて
ほぼ骨格の狂いは覗えません、リアルです。
胸鎖乳突筋、鎖骨から僧帽筋、デコルテからバストの張りと形、胸骨鋤骨、
かなり正確に描かれています。
それに比べて下半身が全く読み取れていません。大腿骨の長さが違います。
腰骨の位置が並行にも関わらず膝関節の位置が極端に違っています。
従って膝下、脛骨腓骨の長さの違いが目立ちますね。


Nさん3月4月360分
Nさん(360分・左は前回240分時点)

前回までのプロセスにおいては基本的、基礎的な完成までの
アプローチがしっかりしていて、期待していましたががそこから
完成までのリアルさ、写実感がまだまだ足りません。
デッサンの屋台骨と言いますか?建築で言えば設計、基礎、柱、
梁、壁仕込、まではかなりしっかりしていますが、
そこからの表面加工、(表面)描写を今後はそちらにもしっかり練習して
いきましょう。
特に頬骨から耳までの距離が長すぎて、耳の穴や位置が高すぎます。
目の位置には絶対ありません。そんな小さな部分には基礎力が
全く足りていません。小さな処の位置や部分にも気を配りましょう。


Sさん4月240分
Sさん(240分)

素直なデッサンですね。
先入観からもかなり逸脱されてきて、観察力が増してきましたね。
その結果、比較的バランスの取れた骨格比率で、極端に違和感の
ある所が無くなりつつあります。
木炭の乗りがまだまだ浅いのは今のところ止むを得ないでしょう。
手、腹部、胸部、首、顔面部とも細かい箇所にも行き届いた描写が観られるのも
好感が持てます。
いわゆる絵心が増してきたと言えるでしょう、それが肝心ですね
今のところはこれで良いでしょう。

Yさん4月
Yさん(240分)

先ずはバックの描き込は要りません。まだまだバックに手を入れるのは控えて下さい。
モチーフとバックの関係はかなり高度で微妙な表現関係を含んでいます。
従ってこの場合はバックが画面を汚しているだけで全く効果を生んでいません。
人物と背景の色合いタッチとが全く意味を成していませんね。
それよりももっともっと人体の構造や比率も踏まえ、
先ずは素直に描写することに重点を置いて、今、肉眼で捉えている状態を率直に
描いてく事から始めましょう。
特に顔面部の骨格をしっかりと勉強して、観察していって下さい。
耳の位置が特に違いすぎています。部分部分バラバラに個別に見ていますね。

                        ◇◇◇

以上、渡邊先生のワンポイントアドバイスでした。
渡邊先生、今回も丁寧なご指導をありがとうございました!

エコールでは会場に指導者はおられません。
時間をかけて自分の目と頭で考え、仲間の作品を見てヒントを探し、学習会で意見を交換し、そして最後にワンポイントアドバイスで確認する、
受け身から一歩踏み込んだ自発的なスキルアップを目指しています。
楽しく描けるクロッキー会は都内にたくさんありますが、長時間固定ポーズを描ける場所は意外と少ないものです。
エコールでは長時間固定ポーズを描きたい!(^○^)という皆さまのご参加を心からお待ちしております。

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